キャンペーン対決。

「広告会議」というブログで、
アストラゼネカ／シオノギ製薬による
動脈硬化予防啓発キャンペーンが紹介されていました。
メインは、webなんでしょうか？　かなり凝っています。

（サイトはこちら）「血管に注意。チェック！LH ウェブサイト」

媒体は、雑誌がメインなようです。
そして、交通広告はド派手に、中吊りワイド６連。
ノンタレントのようですが、おそらくトレインジャック。
仕掛けで勝負、といったとこでしょうか。

(ご参考に）血管に注意キャンペーン詳細（PDF)


動脈硬化予防といえば、アステラス製薬／ファイザーが有名。
心筋梗塞の経験者である徳光和夫さんを起用した07年のキャンペーン
「コレステロール 甘くみない」が、かなり効果的だったのではないでしょうか。
テレビCMを中心としたこのキャンペーン、今年も継続
しているようですし、同じように専用サイトもあります。
ゼネカよりは地味な印象ですが、中身は充実してますね。

（サイトはこちら）「コレステロール 甘くみない」

このふたつのキャンペーンをくらべてみると、
ん〜〜〜

こういう真っ向対決の場合、ノンタレントの方が、地味な印象に
なってしまうんですね。インパクトのあるキャラクターや
フレーズみたいなものが必要なのかもしれない。
それに、予算の関係なんでしょうが、やっぱりCMがないと。
広告は、ネットネット、なんて言われるけど、
マスの後押しがないと、まだまだ厳しいような気がします。

ちなみに、この両者の広告、訴求内容が違います。
これは扱ってる医薬品の違いなんでしょう。

アストラゼネカ／シオノギは、「血管に注意。チェック！LH」。
悪玉と善玉のバランス、悪玉善玉（LH）比をチェックしましょうと
いう訴求。
アステラス製薬／ファイザーは、「コレステロール 甘くみない」。
悪玉をチェック。悪玉を下げましょうという訴求です。

どちらのキャンペーンが、効いたか？
動脈硬化チェックの指標が、どちらに（悪玉値 or LH比）
なったかが、答えなんだと思います。
ま、医学的なこともあるので、違うかもしれませんが。